Step 1: ロボットボイスに近い声にする

ピッチスナップモードをオンにする

ツールバーのジョブ（Job）＞ ピッチスナップモード をクリックしてオンにし、ロボットボイスのような声にします。

ピッチスナップモード(Pitch Snap Mode）とは？

ピッチスナップモードは、VOCALOIDの合成エンジンが自動的に追加する自然なピッチカーブをあえてオフにすることで、ロボットのようなボイス（ケロケロ声、とも呼びます）を簡単に生成する機能です。

Step 2: 休符を表現する

ラインツールを使ってコントロールパラメータ DYN（ダイナミクス）の値を描き込みます。

DYN(ダイナミクス）とは？

DYN（ダイナミクス）は声の大きさを調節するコントロールパラメータです。DYN（ダイナミクス）の値を上げると声が大きく、値を下げると声が小さくなります。

Step 3: 声質を変化させる

Step 3-1. 歌声を明るくする - BRIパラメータの調整

コントロールパラメータ BRI（ブライトネス）の値を70に設定し、歌声を明るくします。

BRI(ブライトネス）とは？

BRI（ブライトネス）は発音の明るさを変化させるコントロールパラメータです。BRI（ブライトネス）の値を上げると、明るく存在感のある歌声に、下げると穏やかで力を抜いたような歌声に変化させることができます。
[参考] BRI（ブライトネス）の調整

Step 3-2. 歌声に透明感を出す - CLEパラメータの調整

コントロールパラメータ CLE(クリアネス)の値を10に設定し、透明感のある歌声にします。

CLE(クリアネス）とは？

CLE(クリアネス）は発音の透明さを調節するコントロールパラメータです。CLE（クリアネス）の値をあげると高音域の倍音が増え、声に明るさやハリを加えることができます。

Step 3-3. 歌声をかわいくする - GENパラメータの調整

コントロールパラメータ GEN(ジェンダーファクター)の値を40に設定し、かわいい感じの歌声にします。

GEN(ジェンダーファクター）とは？

GEN（ジェンダーファクター）は発音のフォルマントを調節するコントロールパラメータです。GEN（ジェンダーファクター）の値を上げると男性的な太い歌声に、下げると女性的でかわいらしい・幼い歌声に変化させることができます。
[参考] GEN（ジェンダーファクター）の調整

Step 4: ハモりをつくる

Step 4-1. トラックを複製する

トラック上で右クリック > トラックを複製 をクリックしてトラックを複製します。
この操作を2回繰り返し、複製トラックを2つ作っておきます。

Step 4-2. 音符（ノート）を縦方向にずらしてハモらせる

複製した2つのトラックの音符（ノート）をそれぞれ違う位置にずらし、ハーモニーを作ります。

このStepのVSQXファイルはVOCALOID公式メルマガご購読の方にだけ配布中！

Step 5: それぞれのトラックの音量を調整する

Cubaseメニューの デバイス ＞ デバイス > MixConsole でMixConsoleを出し、音量を調整します。

使用したエフェクト：

• Compressor
• StudioEQ
• AmpSimulator
• Roomworks (Reverb)