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【Electronic, Electro Houseなどで使える】ちょっと機械っぽいボーカルをVOCALOIDで作る方法

今回使用したVOCALOIDのソフトウェア:

VOCALOID4 Editor
for Cubase

VOCALOID4 Editor for Cubase

VOCALOIDの歌声を編集するためのソフトウェア。WindowsでもMacでもご利用いただけ、VOCALOID4またはVOCALOID3の歌声ライブラリに対応しています。

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VOCALOID4 Library
CYBER DIVA

VOCALOID4 Library CYBER DIVA

ベーシックな英語女性歌声ライブラリ製品です。 自然な英語の歌声素材を収録しています。

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* この記事ではVOCALOID4 Editor for Cubaseを使用しましたが、 VOCALOID4 Editorでも同様に歌声の編集ができます。
* この記事ではVOCALOID4 Library CYBER DIVAを使用していますが、その他の歌声ライブラリ製品でも同様の手順で歌声を作ることができます。

歌声の作り方

準備: 基本のフレーズのダウンロードと読み込み

基本となるフレーズのVSQX(VOCALOIDのシーケンスファイル)をここからダウンロードして、VOCALOID4エディター上でインポートしてください。

基本のVSQXダウンロード

VOCALOID4 Editor for CubaseでのVSQXの読み込みと書き出し

Basic phrase demo.

* この記事で使用したVSQXファイルは、シンガーがCYBER DIVAに設定されています。お使いのパソコンにCYBER DIVAがインストールされていない場合は、VSQXファイルを読み込み後、手動で、シンガーをインストール済みの英語ライブラリに設定してください。 VOCALOID4 Editor(スタンドアロン版)でVSQXを読み込んだ際に、シンガーの切り替えについてのダイアログが表示された場合は、OKをクリックし、TRACK EDITORかMUSICAL EDITORで他の英語のシンガーに切り替えてください。
* この記事で配布しているVSQXファイルはVOCALOID4 EditorとVOCALOID4 Editor for Cubase用に制作されていますので、いずれかがインストールされたパソコン上でお使いください。 旧バージョンのVOCALOIDエディター製品やMobile VOCALOID EditorにはこのVSQXファイルで使用しているコントロールパラメーターが対応していないため、効果が反映されません。


 
 
 

Step 1: ピッチスナップモードをオンにする。

ツールバーのジョブ(Job)> ピッチスナップモード をクリックしてオンにし、ロボットボイスのような声にします。

ピッチスナップモード(Pitch Snap Mode)とは?
ピッチスナップモードは、VOCALOIDの合成エンジンが自動的に追加する自然なピッチカーブをあえてオフにすることで、ロボットのようなボイス(ケロケロ声、とも呼びます)を簡単に生成する機能です。
 

 

Step 2: 声質を変化させる

Step 2-1. 歌声に息の成分を加える - BREパラメータの調整

コントロールパラメータ BRE(ブレシネス)の値を40に設定し、歌声に息の成分を加えます。

BRE(ブレシネス)とは?
BRE(ブレシネス)は声に混ぜる息の量を調節するコントロールパラメータです。BRE(ブレシネス)の値を上げると、息が混ざったような声のざらつきを表現することができます。

Step 2-2. 歌声を明るくする - BRIパラメータの調整

コントロールパラメータ BRI(ブライトネス)の値を127(最大値)に設定し、歌声を明るくします。

BRI(ブライトネス)とは?
BRI(ブライトネス)は発音の明るさを変化させるコントロールパラメータです。BRI(ブライトネス)の値を上げると、明るく存在感のある歌声に、下げると穏やかで力を抜いたような歌声に変化させることができます。
[参考] BRI(ブライトネス)の調整

Step 2-3. 歌声をかわいくする - GENパラメータの調整

コントロールパラメータ GEN(ジェンダーファクター)の値を32に設定し、かわいい感じの歌声にします。

GEN(ジェンダーファクター)とは?
GEN(ジェンダーファクター)は発音のフォルマントを調節するコントロールパラメータです。GEN(ジェンダーファクター)の値を上げると男性的な太い歌声に、下げると女性的でかわいらしい・幼い歌声に変化させることができます。
[参考] GEN(ジェンダーファクター)の調整

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応用編: DAWを使用してディレイなどのエフェクトをかける。

Step 1〜2だけでも目的の歌声に近いものを作ることができますが、DAWのエフェクトを使用すると、さらに細かい作り込みができます。今回はCubaseのエフェクトを使用しています。

[今回使用したエフェクト]
- Delay
- Compressor
- StudioEQ
- RoomWorks (Reverb)

 

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