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2019.09.03

美空ひばりの新曲ライブの実現を支援
あの歌声を当社最新の歌声合成技術『VOCALOID:AI™』で再現
「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり(仮)」に技術協力

ヤマハ株式会社は、929()午後9時から放送予定の「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり(仮)」に協力し、現在当社が開発を進めている、深層学習技術(ディープラーニング)を使用した歌声合成技術『VOCALOID:AI(ボーカロイド:エーアイ)を用いて、故人である美空ひばりさんの歌声を再現し、新曲ライブを実現するという取り組みを支援しました。なお『VOCALOID:AIの公開および実用化は今回が初となります。

 

今回の取り組みは、日本放送協会(NHK)主導のもと、多数の協力者を得て実施されたもので、没後30年を迎え、歌謡界のトップを走り続けた絶世のエンターテイナーである美空ひばりさんの新曲ライブを現代のAI(人工知能)技術を用いて実現するというものです。4K3Dの等身大のホログラム映像でステージ上に本人を出現させ、秋元康さんがプロデュースした新曲を、美空ひばりさんの歌声で再現するというプロジェクトとなりました。

 

本プロジェクトにおいて当社は、新曲のボーカルパートと曲中のセリフパートを制作するという役割を担いました。具体的には、AI技術を用いた当社最新の歌声合成技術『VOCALOID:AIを用いることで、美空ひばりさん本人の歌声や歌い方、話し声の特徴を忠実に反映したボーカルパートとセリフパートの双方の作成を実現しました。合成に必要となる学習データには、美空ひばりさん本人の生前の歌や話し声を収録した音源を使用しました。歌声音源の背景には伴奏音が含まれていましたが、当社の「伴奏音除去技術」を用いて歌声部分のみを抽出することで質の高い学習データを生成し、高品質な合成を実現しました。

 

今回の番組におけるヤマハの技術支援全体図

 

今回使用したいずれの技術にも、昨今急速に進化を遂げているAI技術の一種である深層学習技術(ディープラーニング)を使用しており、これらの最新技術によって、昭和歌謡界を代表する歌手を蘇らせるという挑戦的な取り組みとなりました。

 

今回のプロジェクトは、美空ひばりさんという稀代のボーカリストの音楽性を再現する取り組みでもあり、その歌声の本質に迫ることが出来たのは、約130年に渡る楽器・音響機器の開発・製造で培った当社の技術と感性によるものだと考えています。歌声合成技術のさらなる進歩が、「素晴らしい歌声が時を越えて人々を魅了する」という新しい音楽の可能性を生み出すということを、今回の協力を通じて提示したいと考えています。

 

929()の放送では、こうした取り組みの様子や新曲ライブの様子などが放送される予定です。

 

<番組情報>

・番組名:「NHK スペシャル AIでよみがえる美空ひばり(仮)」

・初回放送:929() 午後9時~949

・出演:秋元康、天童よしみ、森英恵

・番組HPhttps://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190929

 

<『VOCALOID(ボーカロイド):AI(エーアイ)™』および「VOCALOID(ボーカロイド)™」について>

『VOCALOID:AI』は当社が独自に開発した、人工知能技術を搭載した歌声合成技術です。あらかじめ目標となる歌手の歌声を収集し、そこに含まれる音色や歌いまわしなどの特徴を深層学習技術(ディープラーニング)により学習することで、その歌手独特の癖やニュアンスを含んだ歌声を、任意のメロディーと歌詞で作り出すことができます。

 当社は2003年に独自の歌声合成技術「VOCALOID」を発表しており、現在ではバーチャルシンガーによる歌声を制作できる技術として広く親しまれています。人工知能技術を使用した『VOCALOID:AI』では特に、音色変化の表現が格段に向上しました。

 なお、今回の『VOCALOID:AI』の公表に伴い、「VOCALOID」は当社の歌声合成技術の総称として位置づけられ、『VOCALOID:AI』は、その中でも特に人工知能技術を使用したものとして位置づけられます。

※「VOCALOID」(ボーカロイド)」「ボカロ」『VOCALOID:AI』(ボーカロイド:エーアイ)は、当社の商標もしくは登録商標です。
※  その他、文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
※  掲載情報はすべて発表日現在のものです。発表日以降に変更となる可能性もありますので、予めご了承ください。

 

ニュースリリース ( ヤマハ株式会社 )