VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT

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PROFILE

YUU 儚さを秘めた哀愁漂うスウィートボイス

身長 170cm
体重 53kg
星座 ふたご座
血液型 B型
収録言語 日本語
推奨音域 F2〜B3
推奨テンポ 70〜210BPM
得意ジャンル ポップス・ダンス系・ジャズ
CV:みのルン

KYO 明るく前向きで力強さ溢れる正統派ボイス

身長 180cm
体重 60kg
星座 みずがめ座
血液型 B型
収録言語 日本語
推奨音域 B1~E3
推奨テンポ 70~210BPM
得意ジャンル ポップス・ロック・エレクトロ
CV:なのっくす。

WIL 外国人ならではの抒情的なハスキーボイス

身長 178cm
体重 58kg
星座 やぎ座
血液型 A型
収録言語 日本語
推奨音域 C2~F3
推奨テンポ 70~200BPM
得意ジャンル ポップス・R&B・バラード
CV:まうい

MEDIA

DEVELOPER INTERVIEW

ヤマハ株式会社・研究開発センター吉田雅史・馬場修三

商品企画・コンセプトについて

「ZOLA PROJECT」はどのようなコンセプトから企画されたのでしょうか?

「他のライブラリとの差別化」と、「個性的であること」というテーマから、「男声」で「グループライブラリ」にしようということがまず初めに決定されました。
これまで発売されたライブラリの多くを「正統派」とすると、中の人のクセや不安定な要素を敢えて活かした「やんちゃ」なライブラリを目指したのです。
グループライブラリという未知の領域に踏み込むことは大きな挑戦でしたが、これまで蓄積してきたノウハウを最大限に活かし、グループだからこそできること、グループでしか成し得ない事にこだわって制作されました。
それぞれが個性的で、生々しく、リアルな歌声を持っていると同時に、ユニゾンやコーラスに使用した際の親和性や柔軟性にも優れています。
複数のライブラリが同梱されているVOCALOID製品は、これまでもいくつか発売されていますが、それらは、同一人物が、強弱などの歌い方を変えて収録をしたものでした。
ZOLA PROJECTの場合、個性が異なる3人を、グループとして歌唱させることを前提に、個別にライブラリー化した製品です。

声の選考・録音について

声は何人くらいの方から、選んだのでしょうか?

40名以上の若い男性の方から選びました。
どのような声を組み合わせることがグループライブラリとして相応しいか、クリエーターの皆様のイマジネーションを一番掻き立てるか、ということを念頭に試作を続けながら最終的にこの3人に選びました。

収録は、どのくらいの時間がかかりましたか。どの方も同じように収録時間が必要でしたか?

合計で100時間以上はかかりました。
VOCALOIDのライブラリ制作は、「呪文のような台本」に沿って収録を行いますが、ベストな収録音を得るためには、その人のキャラクターや声質等によってかかる時間に差が出てきます。
中でもKYOは、本人のニュアンスを最大限に活かせるよう試行錯誤を繰り返したため、収録にも制作にも一番時間がかかりました。
逆にWILの収録は短時間でスムーズに終了しましたし、YUUは台本に慣れるまで少々時間がかかりましたが、こちらの要望を掴んでからは、本人のキャラクターを存分に発揮してくれましたので、収録が楽しかったです。

歌声ライブラリの収録とは、具体的にどんな作業なのでしょうか?

たとえば、VOCALOIDで「ぞら」と合成するためには、「ぞ」と「ら」の2つの音だけではなく、「“ぞ“から”ら“へ移り変わる部分の音」も必要になります。
このように、言葉と言葉のあらゆる組み合わせを収録する作業になりますので、「声を収録する」というよりは、「口の動きを記録する」という言い方のほうが適切かもしれません。

より人間らしく歌わせるためにはどうのようにしたらいいでしょうか?

ピアノロール上に音符と歌詞を入力するだけで、簡単に良好な合成音を得ることができますが、この状態(ベタ打ち)では、メロディとリズムと歌詞をごく単純に合成しただけに過ぎません。
より人間らしく歌わせるために、VOCALOIDにはダイナミクス(強弱)やピッチベンド(音程)などの様々なコントロールパラメーターが装備されています。
このコントロールパラメーターに、イマジネーションを反映させること(いわゆる調教)で、歌詞に対してメロディ、リズム、強弱、音色などの要素が複雑に絡み合った人間らしい歌い方ができるようになります。

ライブラリの使い方・可能性について

グループというと、誰かが常にメインで、残りの方はコーラス担当ということがよくありますが、ZOLA PROJECTも同じでしょうか?

グループといってもZOLA PROJECTの場合、三者三様の個性を活かしながら、三位一体にも成り得るグループライブラリを目指し、試行錯誤を繰り返しながら開発を進めてまいりましたので、3人がそれぞれメインもコーラスをも担当できます。
また特定のライブラリをソロで、また2つのライブラリだけを組み合わせるなど、クリエイターのイマジネーションによって、ライブラリを自由に選択してお使いいただけることが、ZOLA PROJECTの最大の魅力です。

付属のJobプラグイン『ZOLA_Unison』はどのような効果があるのでしょうか?

3人で同じフレーズを歌ったとしても、人間の場合は歌い始めのタイミングなどにバラツキがあるために人数感が出せますが、VOCALOID上で3つの全く同じフレーズをトラックを分けてつくり、それぞれにYUU、KYO、WILを割り当てて再生した場合、バラツキが生じにくく合算された別人が歌っているように聞こえてしまい人数感が出せません。
『ZOLA_Unison』は、歌い始めのタイミング(ノートオン/オフ)や、ピッチベンドなどのパラメーターに適度なバラツキを加えます。
同じフレーズをコピー&ペーストで複製して、別のシンガーを割り当てた場合などにご使用頂くと、簡単に人数感をだせますので是非お試しください。

最後に、ユーザーの皆様にメッセージをお願いします。

簡単な例を挙げれば、Aメロの最初の4小節はYUU、次の4小節はWIL、BメロはKYO、サビでは全員で、というようにいろいろなアイディアで楽曲アレンジの幅も簡単に広がると思います。
また、3人のぞれぞれの声は、独自のニュアンスを持っていますので多様な楽曲制作にお応えできます。
いろいろなジャンルの楽曲が生まれて、ZOLA PROJECTが男性アーティストグループとして認知されていけば、と願っています。(吉田雅史)

ZOLA PROJECTは、そのクオリティと革新性から、VOCALOIDの10周年に相応しい可能性を秘めたライブラリだと自負いたしております。
既存の価値観や概念に囚われず、自由な発想で、グループライブラリならではのバリエーションをお楽しみいただければと思います。
楽曲制作における制作ツールのひとつとして、ZOLA PROJECTライブラリが広く活用され、たくさんの素敵な楽曲が生まれ、世に発表されることを楽しみにしています!(馬場修三)