2022.12.08

VOCALOID3/4/5ボイスバンクをVOCALOID6で使用する方法と互換性について

VOCALOID6にはVOCALOID:AIが搭載されていますが、VOCALOID3/4/5用のボイスバンクも一緒に使用することができます。

本記事では使用する手順及び互換性に関する情報をお伝えしています。

VOCALOID3/4/5ボイスバンクをVOCALOID6で使用する方法

VOCALOID6ではVOCALOID:AIボイスバンクと、VOCALOID3/4/5ボイスバンクの(以下VOCALOIDボイスバンク)2種類を扱うことが可能です。

使用に際して特別な設定は必要ありませんが、認証作業が必要になることがあります。

起動時にVOCALOIDボイスバンクの認証を求めるメッセージが表示された場合は、「OK」を選択した後にVOCALOID Editorを終了し、本記事後半の「VOCALOIDボイスバンクの認証方法」を参照のうえ、認証作業を行ってください。

起動時に表示される認証を求めるメッセージ

VOCALOID:AIボイスバンクとVOCALOIDボイスバンクでは、それぞれ異なる種類のトラックを使用します。

VOCALOID:AIボイスバンク用の「VOCALOID:AIトラック」
VOCALOID3/4/5ボイスバンク用の「VOCALOIDトラック」

VOCALOID6 Editor起動時にはVOCALOID:AIボイスバンクのトラックが自動的に作成されていますが、VOCALOID:AIトラックではVOCALOIDボイスバンクは選択できません。

画面左上の「+ボタン」を選択して新規トラックを作成します。「VOCALOID」を選択することで、VOCALOID3/4/5のボイスバンクが選択可能になります。任意のボイスバンクを選択して「作成」をクリックしてください。

「+ボタン」から新規VOCALOIDトラックを作成

VOCALOIDトラックが作成された後は、インスペクターでボイスバンクの変更が可能です。

VOCALOID4ボイスバンクの表示例「鏡音リン・レン」
VOCALOID3ボイスバンクの表示例「ZOLA Project WIL」

MUSICAL EDITORのプルダウンメニュー「VOICE」から選択することも可能です。

MUSICAL EDITORでの選択例「Gacpoid V4」

なお、VOCALOIDトラックではVOCALOIDボイスバンクのみが表示されます。VOCALOID:AIボイスバンクは選択できません。

VOCALOID6起動時に自動的に作成されているVOCALOID:AIトラックは不要であれば削除してください。
トラックの削除は、トラック選択後に赤い丸印付近で右クリック>メニュー>削除を選択してください。

トラック選択>赤い丸印付近で右クリック>メニュー>削除

VOCALOIDボイスバンクの認証方法

※ボイスバンクの認証にはインターネット接続が必要です。

認証を求めるメッセージが表示された場合は、認証作業が必要です。
VOCALOID3ボイスバンク、VOCALOID4ボイスバンク、VOCALOID5ボイスバンクでは認証方法が異なります。

WindowsMac
VOCALOID3ボイスバンクactivate3VOCALOID License Managaer4.5
VOCALOID4ボイスバンクactivate4VOCALOID License Managaer4.5
VOCALOID5ボイスバンクVOCALOID Authorizer*1VOCALOID Authorizer*1
VOCALOID6ボイスバンクVOCALOID Authorizer*1VOCALOID Authorizer*1
認証に使用するアプリ

*1 VOCALOID AuthorizerはVOCALOID6 Editorインストール時に同時にインストールされます。

VOCALOID3/4ボイスバンクの認証方法(Windows)

VOCALOID3/4ボイスバンクは、VOCALOID6 Editorを同時にインストールされる「VOCALOID Authorizer」では認証できません。
VOCALOID3ボイスバンクの場合は「Activate3」を、VOCALOID4ボイスバンクの場合は「Activate4」を使用します。
「Activate3」「Activate4」は、VOCALOID3/4ボイスバンクのインストール時に、同時にインストールされます。

※「Activate3」は「Activate」と表示されます。「Activate(Activate3)」と「Activate4」の使用方法は同じです。以下は「Activate4」で説明しています。

検索ウインドウに「activate」と入力してアプリを表示し、起動してください。

「activate」で検索すると表示されます

以下のメッセージが表示されますので、「はい」を選択して次に進みます。

「はい」を選択

言語選択では、任意の言語を選択して「OK」を選択してください。

任意の言語を選択して「OK」を選択

デバイスではVOCALOIDがインストールされているドライブを選択します。シリアルコードを入力して「OK」を選択してください。

シリアルコードを入力して「次へ」を選択

複数のボイスバンクをまとめて認証することも可能です。「複数のシリアルコードを一括でアクティベートします」を選択し、次の画面でシリアルコードを入力してください。

複数のコードを一括で認証することも可能

入力したシリアルコードに対応した製品が表示されていることを確認し、「次へ」を選択します。

ボイスバンク名を確認し「次へ」を選択

認証に成功すると以下のメッセージが表示されます。「OK」を選択し、VOCALOID6 Editorを起動してボイスバンクが選択できることを確認してください。

インストール成功のメッセージ

VOCALOID3/4ボイスバンクの認証方法(Mac)

VOCALOID3/4ボイスバンクを使用する場合は、専用の認証用アプリ「VOCALOID License Managaer4.5」をインストールする必要があります。VOCALOID3/4ボイスバンクと同時にインストールされる「VOCALOID License Managaer」は古いバージョンのため正しく動作しない可能性があります。必ず以下より最新版をダウンロードしてインストールしてください。

「VOCALOID License Manager 4.5」は、アプリケーションフォルダの「VOCALOID」フォルダ内にインストールされます。ダブルクリックで起動してください。
※アプリケーション名には「4.5」というバージョン表記はありません。

アプリケーション>VOCALOIDフォルダ

言語選択では、任意の言語を選択して「Next」を選択してください。

任意の言語を選択して「Next」を選択

「製品のアクティベーションを実行します。」を選択し、「次へ」を選択します。

製品のアクティベーションを実行

通常は、認証するPCをインターネットに接続した状態で「このコンピューターはインターネットに接続されています。」を選択してください。(推奨)

「このコンピューターはインターネットに接続されています。」を選択

インストールされている製品のリストが表示されます。製品のシリアルコードを入力し、「次へ」を選択してください。

シリアルコードを入力>次へ

複数のボイスバンクをまとめて認証することも可能です。「複数のシリアルコードを一括でアクティベートします」を選択し、次の画面でシリアルコードを入力してください。

複数のコードを一括で認証することも可能

入力したシリアルコードに対応した製品が表示されていることを確認し、「次へ」を選択します。

ボイスバンク名を確認し「次へ」を選択

認証に成功すると以下のメッセージが表示されます。「OK」を選択し、VOCALOID6 Editorを起動してボイスバンクが選択できることを確認してください。

インストール成功のメッセージ

VOCALOID5ボイスバンクの認証方法(Windows/Mac)

VOCALOID5ボイスバンクの認証方法は、VOCALOID6ボイスバンクと同じです。また、Windows/Macでも同様の方法です。以下はWindowsの画面で説明しています。

VOCALOID5ボイスバンクの認証には、認証用アプリ「VOCALOID Authorizer」を使用します。「VOCALOID Authorizer」はVOCALOID6 Editorのインストール時に自動的にインストールされています。

VOCALOID Authorizerを起動するとインストールされているボイスバンクが表示されています。認証が必要なボイスバンクを選択し、「認証」を選択してください。

ボイスバンクを選択し、「認証」を選択

画面右側の「認証」エリアに、購入時に発行されたシリアルコードを入力し、「次へ」を選択してください。

「シリアルコード」を入力し「次へ」を選択

※シリアルコードは、VOCALOIDホームページの購入履歴にある[シリアルコード表示]ボタンをクリックすると確認することができます。

以上で認証作業は完了です。

VOCALOID6とVOCALOID3/4/5シーケンスファイルの互換性について

旧バージョンのVOCALOIDで作成したシーケンスファイルの対応については以下の表をご確認ください。

製品バージョンファイル拡張子VOCALOIDトラックオーディオトラック
VOCALOID3VSQXX
VOCALOID4VSQXX
VOCALOID5VPR
旧バージョンで作成したシーケンスファイルのVOCALOID6 Editorでの読み込み可否

VOCALOID6 EditorにおけるVOCALOID:AIトラックとVOCALOIDトラックの互換性について

VOCALOID6 Editorにおいて使用できる2種類のトラック「VOCALOID:AIトラック」と「VOCALOIDトラック」では、一部のデータを除いて互換性がありますので、相互のトラック間でコピー・ペーストによるデータ移動が可能です。

互換性のあるデータ
・ノート情報(音の高さや長さ)
・歌詞情報
・ピッチベンド情報
・ダイナミクス情報

互換性の無いデータはペースト後は隠れた状態となりますが、元の種類のトラックにデータを戻した際に復元されます。

また、VOCALOID3、4、5ボイスバンクの使い方はこちらのチュートリアル動画でもご説明しております。
合わせてご確認ください。
VOCALOID6チュートリアル2 : VOCALOID3、4、5のボイスバンクの使い方