この記事ではABILITY 4.0 Pro（以下、ABILITYと略します）でVOCALOID6をお使いいただく方法を解説いたします。ABILITYプロジェクト内でVOCALOID6を使用するとABILITYプロジェクトにVOCALOID6の情報も一緒に記録することができます。

※ABILITYはARA2（Audio Random Access：オーディオランダムアクセス）という機能に対応していないため、ABILITYプロジェクト内のVOCALOID6の再生/停止等はABILITYプロジェクトに連動しません。

1.ABILITYを起動してソングを作成する

まずはABILITYを起動し、ソングを作成します。

2.MIDIトラックに、VOCALOIDを割り当てる

MIDIトラックの「出力デバイス」項目をクリックし[新規VSTi→VSTブラウザ]を選択してください。

表示されたリストの中から「VOCALOID VSTi(3.x)」を選択し「OK」ボタンをクリックしてください。

これでABILITY上にVOCALOIDを起動することができました。
VOCALOIDの画面上に歌声を打ち込んでいきましょう。

3.動作を確認する

VOCALOIDとABILITYが正常に動作しているか、確認してみましょう。

ABILITYの「再生ボタン」をクリックして、プロジェクトを再生/停止してみましょう。ABILITYに連動して、VOCALOIDも再生/停止します。

※VOCALOIDの再生ボタンをクリックしても、ABILITY の再生は同期しません。VOCALOID上のソングポジション（再生位置）に関係なく、ABILITYで設定されたソングポジションから再生されます。

以上でABILITYでの設定は完了です。